パルスオキシメーターとは

パルスオキシメーターとは皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)脈拍数を測定するための装置です。病院で入院や手術の経験がある方ならわかると思いますが、指を挟んで使うもの。見覚えがあると思います。

看護師さんが「サチュレーション」とか「エスピーオーツー」といっているのはパルスオキシメーターで測定した患者の測定値です。洗濯ばさみはプローブあるいはセンサーと呼ばれますが、その内側には赤色のLEDがあり、その光を爪に当てることにより、指の内部の動脈に含まれる酸素の量を採血することなく、リアルタイムで測定できる医療用計測機器です。

詳しい情報については、下記サイトをご参照下さい。
コニカミノルタ株式会社「パルスオキシメーター知恵袋」
http://www.konicaminolta.jp/instruments/knowledge/pulseoximeters/
日本呼吸器学会 冊子「よくわかるパルスオキシメータ」
https://www.jrs.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=68

パルスオキシメーターでは新型コロナ肺炎の診断はできない

「パルスオキシメーターを使って新型コロナ肺炎に罹っているかわかる」というのは間違い、デマです。

このようなニセの情報を鵜呑みにしていると
「パルスオキシメーターの数値が正常だから感染していない」といった間違った判断で知らぬ間にウイルスを拡散させることになってしまいます。

この誤った思い込みで家庭で購入する方が増えて品薄状態状態になっているそうです。

本当に必要な人に商品が届かないことになってしまうのでこのような目的でパルスオキシメーターを購入することは厳に謹んでください。

パルスオキシメーターが必要な人とは

パルスオキシメーターが必要な人とは新型コロナウィルスに感染が疑われている方。そして、感染後に経過観察している方です。

現在、いわゆる「軽症者受け入れ施設」では、定時の検温とあわせて、肺炎の発生と進行を把握するためにパルスオキシメーターによる酸素飽和度の計測が行われています。

また、感染確認後、軽症者として自宅待機をしていた患者の容体が急変する事例も報告されており、PCR検査によって感染が確認された患者の「経過観察」には有効な手段となっています。

先日、yahooニュースに載っていた例では「外見上症状が重いように見えないのに肺だけが重篤になっているケースが有る」ということでした。

「本人も気が付かないうちに症状が進行していて症状が現れたときには手遅れになっている」こうなる前に定期的にパルスオキシメーターで酸素飽和度を測定し経過観察することが必要です。

そして、酸素飽和度(SpO2)が93%以下になるようでしたら速やかに専門機関に相談することが必要です。

〇「家庭内でご注意いただきたいこと~8 つのポイント~」(令和2年3月1日 厚生労働 省HP) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf

〇新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(2020 年2月 28 日 一般社団法人日本環境感染学会 HP) http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/dokyokazokuchuijikou.pdf

パルスオキシメーターの購入について

パルスオキシメーターは医療用の電気機器です。

薬事法では医療機器を、副作用・機能障害を生じた場合の人の生命・健康に対するリスクの大きさ別に、3つに分類しています。

パルスオキシメーターは以下の3分類のうちの「管理医療機器」に分類されます。
多くの物理療法機器は「管理医療機器」のクラスIIに分類されています。

「一般医療機器」(クラスI)→ リスクが極めて低い
<例>メス、ピンセット等鋼製小物、家庭用救急絆創膏等

「管理医療機器」(クラスII)→ リスクが比較的低い
<例>X線撮影装置、家庭用マッサージ器、磁気治療器 黄疸計
心電計、、補聴器、超音波診断装置、電子内視鏡、注射針等

「高度管理医療機器」(クラスIII・IV)→リスクが高い
<例>人工呼吸器、透析器、コンタクトレンズ、ペースメーカー等

通常の管理医療機器では、販売・賃貸にあたり都道府県への「届出」で済みますが、特定保守管理医療機器であるパルスオキシメーターは、販売・賃貸に関して都道府県の「許可」が必要となります。また、パルスオキシメーターは「特定保守管理医療機器」に指定されています。この「特定保守管理医療機器」とは、保守点検・修理その他の管理に専門的な知識および技能を必要とするものとして厚生労働大臣が指定する医療機器のことです

医療機器の製造販売などには規制がかけられていますが、残念ながら完全に守られていないのが現状です。特にインターネットでは無許可の販売業者による販売が行われています。厚生労働省は不正・違法販売を見つけたら通報してほしいとホームページで呼びかけています。

とはいえ、一般の人がパルスオキシメーターを入手する方法としてはやはりネット通販でしょう。

通販で入手して使ったことのある医師の話ではどれも正常に測定できるとのことですが、中古のものは気をつけたほうが良いだろうということです。

パルスオキシメーターの使い方

様々な種類がありますが、ネット通販で売られているものは主に家庭用でどれも扱いが簡単です。

指を挟んで10秒ほどで測定結果が出ます。

操作自体は簡単なのですが、測定値のもつ意味はその人の状態やかかっている病気によっても異なります。

測定値の判断は主治医など医療専門の方の指導を仰ぐことをお勧めします。

パルスオキシメーターの標準値は

パルスオキシメーターで計る酸素飽和度(SpO2)の標準値は一般的に96~99%が標準値とされ、93%以下になったら医師に相談した方が良いです。

使用時の注意点

測定結果に誤差を与える要因がいくつかあるので以下のことに注意してください

  • 測定しているときに測定部位が動いてしまう
  • 指先の冷えなどで測定部に血流が十分にない場合
  • マニキュアなどで光の透過が邪魔されるこのような場合正しく測定されないことがあります。

また、装着直後ではなく、脈拍が安定する20~30秒後に数値を読んでください

詳しい情報については、下記サイトをご参照下さい。
コニカミノルタ株式会社「パルスオキシメーター知恵袋」
http://www.konicaminolta.jp/instruments/knowledge/pulseoximeters/
日本呼吸器学会 冊子「よくわかるパルスオキシメータ」
https://www.jrs.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=68