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ウルトラマン ジャミラ 画像
ジャミラってこんな格好の怪獣。
肩と頭がくっついているだけで後はのっぺりしていてさほど特色もない。あまりにシンプルすぎ。
なのになぜこんなにもみんなの記憶に残っているのだろう?
ジャミラがかわいそうなのはなぜ?
ウルトラマンの「故郷は地球」の回に出てくる怪獣ジャミラ。
その造形も印象的ですが、このストーリーも悲しいのです。
子供向けの番組であるはずのウルトラマンなのに
「どっちが正義でどっちが悪なのか」という難題を突きつけた作品。
見たことのない人のために解説します。
ウルトラマンの怪獣ジャミラの回「故郷は地球」のストーリー
実はこのジャミラという怪獣は元は人間。某国が秘密裏に行っていた宇宙開発に於いて事故が発生し、ジャミラはとある惑星に不時着。
しかし、某国は事件の発覚を恐れて隠蔽。ジャミラの救出に向かいませんでした。
幸い惑星に順応できたジャミラは復讐心に燃え、宇宙船を改造し地球にやってきたのでした。
それに対し科学特捜隊の本部は「あくまで1個の怪獣として処理するように」との命令。
水の無い惑星で生きてきたジャミラは水に弱かった。
最後にウルトラマンのウルトラ水流を浴び、断末魔の声を上げて息絶えるのでした。
ジャミラの最期は残酷?
ジャミラは前述の如く水に弱かった。
水の無い惑星に不時着してさぞや水を欲していただろうに、その水で最後を遂げてしまうとは・・・
それに水ごときで倒れてしまう怪獣という設定も脚本を書いた佐々木守さんの深い意図があったのかもしれません。
いつもならスペシュウム光線でバーンで終わりなのに、水と泥で苦しみ悶える怪獣。
一部では残酷な殺し方だったという意見もあるようです。
倒れた各国の国旗に泥がかぶっていく様はとても印象に残っています。
そして断末魔の叫び。泣いているんだな。と子供心に思いました。
ジャミラがかわいそうでも一体誰が一番悪いのでしょう?
抹殺を命じた科学特捜隊本部か?
命令に従った科学特捜隊か?
一般人も含めて破壊行為をしたジャミラか?
可哀想な怪獣を助けてあげなかったウルトラマンか?
それに脚本の佐々木守さんが意図したものとは何だったのでしょう?
ちなみにジャミラの断末魔の声は人間の赤ちゃんの声を加工したものだそうです。
ウルトラマン ジャミラ 動画
ジャミラの最後を見たい方はこちら
ウルトラマンの「故郷は地球」全編を見たい方はこちらをどうぞ!
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11350898